感覚で即興的に作り上げられたデザイン。明確なコンセプトはなく、水彩絵の具のようにその時々のトレンド(現実)と私たちの感覚が混ざり合い新たな色彩を生み出していく。

President/亀島翔子さん -Syouko Kameshima
首席研究員/山内真さん -Shin Yamauchi



ー Watersとは?

亀島:宜野湾市にあるセレクトショップで、オリジナルの洋服や器、バッグ、アクセサリーなどを取り扱っています。Watersはバッグブランド「SUI(スイ)」、ファッションブランド「moguru(モグル)」、陶器ブランド「コミンテルン」3つのブランドを展開していて、それぞれ水にちなんだネーミングです。店名の由来は、孟子の「水の低きに就くが如し」から。水は低い方に向かって流れます。「自然の成り行きには逆らっても無駄なので、身を任せよう」という思いからこう名付けました。

ー コンセプトを教えてください

亀島:純粋に「可愛い」と思ってもらえるものを作りたいと思っています。ステータスやブランディングよりも、感覚的に「好き」思ってくれるもの、です。例えば「ピンク色のフリフリのフリルがついたお姫様ドレス」に対して、幼稚園生の女の子が「可愛い」と思う感覚でしょうか。
 

ー あなたにとって「可愛い」の定義は?

亀島:大人になるにつれて「可愛い」の定義は変わってくると思うのですが…小さな女の子はみんな「お姫様が好き」ですよね?子犬を見た時には「可愛い」と思いますよね?そういう無条件に、直感的に可愛いと感じることです。



ー バッグブランド SUI(スイ)について教えてください

亀島:中国の広州で買い付けたジャガード生地を使ってデザインしたバッグです。SUIのブランドテーマは“シノワズリ(ヨーロッパで流行した中国趣味の意味)”。西洋の華やかさと中国のオリエンタルがミックスされた、エキゾチックな雰囲気に仕上がります。


ー 使う生地について教えてください

亀島:買付けは1年に数回行きます。2、3日かけて何万点という生地を見るので、途中で頭がおかしくなるんですけど(笑)。「何で中国なの?」と聞かれることがあるのですが、広州のジャガード生地はチャイナドレスにも良く使われるほどクオリティーが高くて、SUIのテイストに合う生地が見つかる確率が高いのです。デザイン画を描いてから作り始めることはなくて、良いなと思える生地に出会ってから何を作ろうか考えます。



ー アパートメントオキナワに期待すること

亀島:いろんなクリエイティブの集団なので、新しい取り組みができたらいいなと思っています。今までは個人ブランドとしての出展だったので百貨店がメインでしたが、集団だと大規模な商業施設も可能なのかな、と。また、客層も変わると思うので楽しみです。

山内:僕は数字を出してほしい。それだけかな。周りから「沖縄にはいけてるブランドがあるんだよ。あいつらマジで数字出しているよ」と思われる存在になっていきたいです。

ー 知ってもらうために、アパートメントオキナワに必要なものは?

亀島:それぞれのブランドでコンセプトが異なりますよね。moguruみたいなふわっとしたものから、尖ったようなブランドもあります。集団になることで引き出しがいっぱいあるので、それぞれの個性や色を大事にしていきたいです。

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