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Paper JewelryはA4サイズの特殊紙から切り出されたコンテンポラリー・アートです。さりげなく、実はトリッキーなアクセントとして胸元を飾っても、インテリアのゲームの中に溶け込ませても、様々に楽しんでいただけます。

Designer/古堅 ちひろさん -Chihiro Furugen

ー ブランドコンセプトは?

ペーパージュエリーは、金属アレルギーを持っている方やお肌がデリケートな方を含めて“すべての女性が気兼ねなくファッションを楽しめるジュエリー”です。日本には切り絵の文化もありますし、紙の新たな可能性を提案するブランドでありたい、という想いを大切にしています。

ー Paper Jewelry(ペーパージュエリー)とは?

紙ならではの特徴を活かした新感覚のアクセサリーです。使用しているのは、中に皮が練り込まれている特殊な合成皮革紙。汗や水に強いので、濡れた時は乾かせば半永久的に使うことができます。

なぜ紙でジュエリーを作ろうと?

実は私自身が金属アレルギーで、ズボンの金具でも痒くなってしまうほどでした。金属のジュエリーも、長時間つけていたり、汗をかくと痒くなったり、赤くなってしまったり。そのことがコンプレックスでした。ある時「紙アレルギーって聞いたことがないかもしれない」と思ったことが、ペーパージュエリーを作るきっかけになりました。最初に作ったのは、大学の卒業制作です。「紙のアクセサリーなんて不可能だ」と周りからは言われましたが、いろんな素材で作って研究し、実現することができました。

金属アレルギーを持っている方やお肌がデリケートな方を含めて、すべての女性が気兼ねなくファッションを楽しめるものを作っていきたいと思っています。

紙で作ることのメリットは?

紙は“破れてしまう儚いもの” というイメージがあると思いますが、それに対してジュエリーは“永遠”を象徴するものですね。一見すると矛盾するようですが、相反する二面性の美しさを表現したいと思っています。

紙でしかできない、紙だからこそできる表現があります。例えば、重さのある金属では難しい、“流れるような” “滴るような”美しいデザインが紙では表現することが出来ます。 

身につけていることを忘れてしまいそうなほど軽いのも魅力のひとつではないでしょうか。カジュアルなデニムファッションにも、フォーマルなドレスにも合うので、様々なシーンで楽しんでいただけると嬉しいですね。

ー ペーパージュエリーを作っていて良かったこと

同じ悩みを抱えている女性は多いようで、よく「金属アレルギーで何十年もアクセサリーを身につけることを我慢してきましたが、ペーパージュエリーに出会ったおかげで、またおしゃれを楽しめるようになりました」という喜びの声をいただきます。

すべての女性におしゃれを楽しんでもらいたいので「続けていかなければ!」という使命感を持って、日々取り組んでいます

ー こだわり

唯一無二の世界観や、オリジナリティーを追求していくことが大事だと思っています。ここでしか買えないプロダクトとして、今後も発信し続けたいです。

ー 今後挑戦したいことは?

アクセサリーというジャンルに“紙”が加わったと感じています。最近は、紙を使った様々なプロダクトの展開案を提案していただくことも増えているのですが、“紙をまとう暮らしを提案するブランド”という軸はブレずにいきたいです。

今後はアーティストの方々といろんな形でコラボレーションをして、ペーパージュエリーを世界に広げていけたら…と思っています。コラボすることで、可能性が無限に広がるのではないでしょうか。

ー APARTMENT OKINAWAについて

ひとつのブランドではできなかったことも、集団になれば個の強みを活かし合うことが出来ます。点であったものが繋がって線になり、線が面になると思っているので、デザイナー同士の情報交換やコミュニュケーションを大切にしていきたいです。

将来を担う若手クリエイターがAPARTMENT OKINAWAを目指し、バトンを繋いでいていってほしいです。

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