NO BORDER. あらゆる境界を超えて、自由な気分で纏う服。
Designer/渡久地雅人さん -Masato Toguchi
ー ブランドを始めたきっかけは?
いつかは自分のブランドを持ちたいと思いながら、アパレル会社に十数年勤めていました。
上海に赴任していた時に東日本大震災を、画面を通してですが経験し、いつ何が起きても悔いが残らないように、やりたいことをやろうと思い、2013年に退職し、2014年から活動を始めました。
ー ブランドコンセプトは?
「NO BORDER. あらゆる境界を超えて、自由な気分で纏う服。」
ー monsieur monsieur 渡久地さんにとって“自由な服”とは?
年齢とか性別や、自分でいつの間にか引いてしまっているボーダーライン的な垣根を超えて、何事にもとらわれることなく、純粋に着てみたい。という気持ちを大事に手にした服が、僕の思う”自由な服”。
この服可愛いけど若い子向けだしとか、男性用だし。とかじゃなくて、サイズ的に着れるなら着てしまえとか、そういうチャレンジ精神を引き出せるような服を作っていきたいですね。
ー ブランドのこだわりは?
年齢や性別、いろんな境界線を超えて、自由な気分で着て欲しい。という気持ちを込めてデザインしています。
ー ターゲットはどのあたり?
オリーブ少女だった人やその読者だった人(笑)
※雑誌「Olive」が休刊しているので、”だった”と過去形にしています。
ー インスピレーションやデザインのヒントはどこから?
いつも漠然と始めるんですが、まずアイテムを決めて考え始めます。
例えば、シャツをデザインする場合は、シャツの定義をどうコラージュして成型するか。みたいな感じでやっています。
ー ものづくり、ブランドづくりの楽しさとは?また、なぜそこが楽しいのか?
デザインが形となって出来た時。
また、それを販売して売れた時の喜びも、かけがえのないものです。
ー やってて良かったなと思う事は?
やはり、以前お買い上げいただいたお客さんがまたポップアップ等へいらしてくれた時ですかね。ほんと有難いです。
ー ブランドの展望は?
展示販売の機会を増やしたいですね。
ー これだけは知って欲しい「monsieur monsieurの事。」
デザインからパターン、縫製、販売に至るまで、全ての工程を一人で行なっています。
量もそれほど作れていませんし、ショップも構えておりません。
こちらの都合で申し訳ございませんが、ムッシュムッシュのポップアップをお見かけの際は、ぜひ遊びにいらしてください。
ー 沖縄のブランド文化についてどう思う?
独特な感じがします。クセが強い、いい意味で(笑)
作家さんというよりデザイナーとしてちゃんといる。みたいな。
沖縄というアイデンティティーをちゃんと持っている強みがあるんだと思います。
ー アパートメントオキナワに期待することは?
90年代後半頃の沖縄のインディーズに影響を受けた世代です。
(PICTURESさんやYOKANGさん、今は脱退してしまいましたが中村洋装さんなど)
どのブランドも個性が際立ってて、当時流行っていた”モード”をそれぞれの解釈で表現し、それらの服を纏った人が”ストリート”に溢れていて「本土には負けない!」みたいなエネルギーが凄かったのを覚えています。
そういうのを、もう一度、アパートメント沖縄のみんなで作っていけたら。と思っています。。
全国各地からアパートメント沖縄のPOPUPや商品を取り扱いたい!といった声がきこえるといいですね。
時には起こせよムーブメント。を、まず沖縄で作りたいですね。
あと海外進出。